海ゴミ問題とは

現在海ゴミ問題が非常に深刻になっています。皆さんは海ゴミといえばどのようなものが多いと思いますか?海ゴミの多くは私たちの生活の中で出たゴミです。それが私たちの生活から出たゴミが川や水路などによって流され、海に流れ着き海ゴミになります。海ゴミのほとんどは陸上から流されてきたものです。

この海ゴミ問題なのですがどのようなものなのでしょうか?



海ゴミは陸上から来ている!

海洋ゴミの多くは陸上で発生したゴミが雨や風で河川や水路などに運ばれ、そこから流されて海に流れ着くことで発生します。ゴミの中で最も大きな割合を占めているのはプラスチック製品です。陸上で私たちが出したゴミが地上だけではなく海でも大きな影響を与えていることになります。陸上でポイ捨てしたゴミが海に流れ着くのです。

また、この流れ着いたゴミはマイクロプラスチックとなって環境や水生生物に影響を与えることになります。海に流されたプラスチックはそのままの形を維持することはできないため風や波などの影響を受け徐々に小さくなっていきマイクロプラスチックとなります。

マイクロプラスチックに関してはこちら

マイクロプラスチックが海の生物と環境に与える影響【徹底解説】

 

海洋生物に影響を与える!

海ゴミは海洋生物に大きな影響を与えています。海ゴミを餌と間違えて海洋生物が食べたり、体に絡まってしまったりと海洋生物に悪影響を及ぼしています。

生物の中にはゴミと餌の区別ができずに誤って飲み込んでしまうものもいます。餌と間違えて食べた海ゴミを餌と間違えて食べ続けると、ゴミが胃などの消化器に溜まっていき餌を食べられなくなってしまいます。その結果、しっかりと餌を食べれなくなり飢え死にしてしまうということが起きています。

さらに、ゴミに好奇心で近づいてしまう生き物もいます。ゴミの近くにある餌をたべようとして体にゴミが絡みついてしまう場合もあります。ゴミが体に絡みついた結果、うまく動けなくなったり餌を食べることができなくなり死んでしまうという被害が起きています。

実際に漁網が体に絡まった状態で死んでいるウミガメが見つかったり、口にリング状のゴミが挟まり死亡しているアザラシが見つかったりしています。

 

ゴミの中に閉じ込められる!?

海に捨てられているゴミの中に生き物が閉じ込められてしまう場合があります。これを『ゴーストフィッシング』といい国際的な問題になっています。特に漁具や漁網が回収されずに海の中に残ると、その中に生き物が入り込んで出ることができなくなりその中で死亡するということが起こっています。海中に残されたゴミが回収されない限り何度でもこのようなことは起こっていきます。

 

特定の地域に流れ着く!?

海ゴミが特定の地域に流れ着くということが起こっています。なぜ特定の地域に流れ着くのか?海流や風などによって海洋ゴミは流されていくのですが、海流や風などは一定の方向に向かっていくため特定の地域に流れ着くということが起きてしまいます。流れ着いたゴミを見てみると他の国のゴミが流れ着いていることも多くあります。

流れ着いたゴミが海岸線を汚していき、そこに住んでいる生き物だけではなく景観を損ねてしまう恐れがあります。流れ着いたゴミは水分や塩分を含んでいたり、汚れが付着しているためリサイクルすることは困難になっています。

流れ着いたゴミを拾おうとしても難しい場合もあります。回収したとしてもゴミを運び出すことができなかったり、離島などの場合だとゴミ処理場に運ぶための費用が掛かるため回収することが難しい場合があります。

 

漁業に影響を与える!?

海ゴミが漁業に影響を与える場合があります。水産物にゴミが絡まると水産物の価値が下がる可能性があります。特に海苔やモズクなどの海藻類にゴミが絡まると除去作業や確認作業をしなくてはならなくなり漁業者に大きな負担をかけることになります。水産物にゴミなどが混入してしまうと商品としての価値が下がってしまいます。一度でもこのようなことが起こってしまうと風評被害が広まり、他の同業者にも大きな影響を与えることになります。



ゴミは深刻な問題である

海ゴミ問題は海に住んでいる生き物や、環境に影響を及ぼすだけではなく私たち人間にも大きな影響を与えています。海洋生物の命が危険にさらされ、海や海岸線が汚染され、水産業者に影響を与えているという現状。2050年には魚の数よりも多くのゴミが海に浮かんでいるともいわれています。

海ゴミは世界中の国が協力して解決に取り組んでいかなければいけません。海ゴミは国境を超えて広がっていくからです。きれいな海を守るには多くの人が海ゴミ問題について理解し、解決に向かっていかなければいけません。海ゴミ問題に対しては世界全体で取り組んでいかなければならない問題の1つです。

私たちが今すぐできることは

「不要なゴミは出さない。ゴミを拾う。」

という活動

まずは身近なところから

これを継続していくことが最初の解決策になるのではないでしょうか?