何かと耳にすることが多い再生可能エネルギー。

再生可能エネルギーが推進されるようになる前は、火力発電や原子力発電などにより多くの電力を発電していました。

しかし火力発電は多くの二酸化炭素を排出し、発電に使う化石燃料の資源量が枯渇する恐れがあります。

原子力発電は二酸化炭素を排出することはありません。

その代わりに放射性廃棄物の処理場所の問題があったり、事故が起こった時の影響が大きすぎるという問題があります。

推進されている再生可能エネルギーについて解説していきます。



再生可能エネルギーの特徴

再生可能エネルギーとは、次のような意味です。

 

  • 「絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギー」
  • 「二酸化炭素を排出しない」
  • 「利用以上の速度で自然に再生するエネルギー」

 

再生可能エネルギーには、太陽光、太陽熱、風力、水力、地熱、波力、潮力、温度差、バイオマスなどがあります。

再生可能エネルギーを利用した発電についてそれぞれ解説していきます。

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【太陽光発電】

太陽光発電とは、太陽光を直接電気に変換する方法です。

太陽光発電は太陽電池を利用して発電するため、日光が当たる場所ならどこでも発電することができるというメリットがあります。

現在では人工衛星に使われています。

太陽光発電にもデメリットがあります。

太陽光発電は太陽光を利用して発電するため、天候の影響を強く受けます。

天候によって発電量が左右されるため、安定した発電を行うことが難しいです。

 

【事例・取り組み】

・全世界で稼働中

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【地熱発電】

地熱発電とは、地熱で蒸気を発生させ発電する方法です。

地熱が得られる場所として火山の近くがあげられます。

地熱を利用するため、天候に左右されないというメリットがあります。

地熱を得られる場所の周辺には温泉が湧く場所が多く、観光地になっているところも多いです。

地熱発電を行うことで観光施設に影響を及ぼすかどうかが注目されています。

 

【事例・取り組み】

・スヴァルスエインギ地熱発電所(スイスランド)

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【海洋温度差発電】

海洋温度差発電とは、海の表層と深層の温度差を利用して発電する方法です。

現時点ではコストと性能に課題が多く残されているため研究段階にあります。

さらに漁業に与える影響も考える必要があり、漁業者との協力が不可欠です。

 

【事例・取り組み】

・佐賀大学、神戸製作所、沖縄県、久米島町が中心となり実証試験中

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【水力発電】

水力発電とは、水が流れる勢いを利用した発電方法です。

再生可能エネルギー発電の中で最も多くを占めています。

デメリットとしては発電を行うためにダムの建設が行われること多いため、ダムの建設場所の環境や生物に与える影響が大きいという点です。

 

【事例・取り組み】

・全世界で稼働中

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【海流発電】

海流発電とは、海流を利用して発電する方法です。

海流発電にはタービンの回転軸の方向によって「水平軸型」「垂直軸型」、回転ではなく振動を利用する「振動水中翼型」があります。

海流発電を行う場所によっては大きな課題があります。

沿岸部や浅海では漁業に与える影響が問題視されるため、漁業者との協力が必要になってきます。

 

【事例・取り組み】

・イギリス北部ペントランド海峡にヨーロッパ最大の海流発電所を建設する計画が進められている。



再生可能エネルギーを利用した発電方法【波力発電】

波力発電とは、海面の波の力を利用して発電する方法です。

波が上下する力を変換してタービンで発電します。

ブイに発電機を取り付けて独立した発電を行うために利用されています。

デメリットとしてはコストが高いということです。

 

【事例・取り組み】

・航路標識ブイの電源として実用化され、現在では全世界で数千台以上が使用されている。

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【潮力発電】

潮力発電とは、潮汐による海水の移動を利用して発電する方法です。

潮力発電を行える場所は限られています。

潮汐によってできた海水の流れを利用するため、ある程度陸地が近く閉鎖された場所であることが必要です。

問題点としては長期間にわたって潮流を利用するため、海の生態系に与える影響が大きいなどがあります。

また漁業に与える影響が懸念されるため、漁業者との協力が不可欠です。

 

【事例・取り組み】

・ランス潮力発電所(フランス)、
・クバルスン潮力発電所(ノルウェー)

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【風力発電】

風力発電とは、風の力を利用して発電する方法です

年間を通して安定した風が吹く地域で推進されています。

メリットは比較的に安価で建設することができ、風が吹けば発電することが可能という点です。

デメリットとしては、建設場所付近の景観・騒音問題や生態系に影響を与えるということです。

 

【事例・取り組み】

・世界中で増加傾向にあります。

 

再生可能エネルギーを利用した発電方法【洋上風力発電】

洋上風力発電とは、風力発電と同様に風の力を利用した発電方法です。

海上に風力発電機を設置することで、地形や建物の影響を受けず安定した発電を行うことができます。

景観や騒音問題も緩和することができます。

注目点としては洋上風力発電により漁業に影響はあるのかという点です。

 

【事例・取り組み】

・洋上風力発電の整備を優先的に進めている地域
【秋田県能代市・三種町・男鹿市沖、百合本荘市沖、千葉県銚子市沖、長崎県五島市沖】

 

風力発電については、この記事で詳しく解説しています。

【最新版】洋上風力発電のメリットとデメリットとは?《環境と漁業に与える影響とは》

 

これからの再生可能エネルギー

再生可能エネルギーは今後もっと使われるようになります。

1つのエネルギーに頼ることなく、複数のエネルギーを組み合わせることが必要です